11月22日午後2時、東京都千代田区・星陵会館ホールにて、ProFamily研究所主催による家族の日記念イベント 「Pro Family Talk Concert」が開催されました。
Pro Familyとは、家庭の価値と重要性を社会に広く伝えていく考え方・運動です。Pro Family研究所は、「仲睦まじい夫婦関係」と「教育者としての父母の役割」が子どもの健やかな成長を支えるという基本理念のもと、夫婦関係の発展と父母の学びを通じた健全な子育ての実現を目指しています。
2025年で第3回を迎えた本コンサートは、家庭教育分野の専門家や一般市民が家庭教育について語る「トーク」と、音楽・朗読などの「コンサート」を融合させた、学びと文化体験の場を提供するプログラムです。



今回のテーマは、「子どもが輝く父母の役割 ― 令和のいま、『母性』の価値を再考する」。
FPA櫻井正実会長による開会挨拶の後、オープニングを飾ったのは、首藤友里さんによる荘厳かつ華やかなピアノ演奏でした。母性を象徴するような優しい音色が会場全体を包み込み、聴衆の心を静かに整えるひとときとなりました。
本プログラムは、①イシュー(問題提起)②シンク・ディスカッション(ゲストスピーカーによる意見交換)③サジェスション(研究員からの実践提案)の3部構成で進行し、その合間にはピアノ演奏、歌、朗読などのコンサートが織り込まれました。
イシューの部では、日本社会が抱える子ども・青少年問題と、家庭における母性の重要性をテーマとした短編映像を上映。続いて、東京都倫理法人会 女性委員長 兼 Happy & Love代表の宇野美香子氏より、「母性が子どもに与える影響」をテーマとした講演が行われました。
母性をテーマとした今回のトークコンサートでは、特別企画として、母親によるピアノ演奏に合わせ、マンドリンシンガーの清心(きよみ)さんが「星の思い出」を歌唱。さらにマンドリン演奏とともに「青い蝋燭」を披露しました。
また、ご自身が第一子の笑い声から着想を得て制作した楽曲「baby」をアンコール曲として演奏し、会場全体に母性の優しさと力強さが広がりました。
続いて、ゲスト3名を迎えたグループトークが行われました。
ディスカッションテーマは、「母性を輝かせる父母の役割」。登壇者は、講演をした宇野美香子氏、3児の父として会社員として働きながら子育てに励む田代旗砂史(たしろ・きさし)氏、合同会社リーエルーム代表・渡辺善夫氏と共に仕事と育児を両立し、自分らしい子育てを実践する3児の母・渡邉理絵氏の3名でした。
主な質問は、
- 母親としての成功と失敗のエピソード
- 父親・夫として母性を輝かせるためにできること
- 子どもを輝かせる理想の母親像
- 自身の母への感謝の想い
それぞれの立場から語られる率直な体験談に、会場は笑いと共感に包まれました。


家族の日を記念し、FPAでは昨年より「ファミリーストーリーコンテスト」を開催し、応募された作品を本イベントにて展示・紹介するとともに、優秀作品を発表しています。今回は、ストーリー部門、フォト部門、絵画部門、短歌部門の4部門で作品を募集。審査では、①家族への思いが伝わるか ②制作者のメッセージが表現されているか ③オーディエンスを惹きつける工夫があるか ④丁寧に作り込まれているか を基準とし、最優秀賞・優秀賞に加え、共感賞・ユーモア賞・アイデア賞も選定されました。
首藤友里さんのピアノ演奏をバックに、浅野さんがストーリー部門最優秀作品「韓ドラに学んだ原点」より夫婦関係のエピソードを朗読し、会場全体が温かな感動に包まれました。
詳細につきましては、下記のファミリーストーリーコンテスト公式ウェブページをご覧ください。
(ファミリーストーリーコンテスト公式ウェブページリンク)
最後に、東京多摩いのちを守る会代表であり、都内各区行政の助成対象登録認定ドゥーラとして活動されている寺澤玲子氏より、「『母性』が生きる共育の提案」と題したサジェスションが行われました。
教育現場で実際に起きている子ども・青少年の問題を具体的に紹介しながら、母性と父性が共に生きる「共育」の重要性を、自身の経験を交えて語り、深い共感を呼びました。
クロージングでは、中島みゆきさんの「糸」を参加者全員で合唱。夫婦は縦糸と横糸となり、支え合いながら関係を紡いでいく存在である――その意味を改めて胸に刻み、開会から約2時間半のプログラムは記念撮影をもって幕を閉じました。
参加者からは、「ゆっくりと話と演奏を聴くことができて良かった」 「具体的でとても学びになった」 「自分の母への感謝を改めて感じた」 「神様の本質的な願いに沿った内容だと感じた」 「心が温まり、勇気をもらった」 など、多くの感想が寄せられました。
Pro Family研究所では、今後も学びと研究を重ねながら、家庭の価値を社会に発信する場を継続的に設けていく予定です。ご登壇くださった皆様、そしてご参加くださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。
