【報告】 第2回アジア太平洋ファミリーピース・リーダーシップ会議

一般社団法人エフピーエーの櫻井正実代表理事および夫人は、2025年7月17日から21日にかけて、タイ王国・パタヤのノンヌット・ガーデンリゾートにてFamily Peace Associationが主催した「第2回アジア太平洋ファミリーピース・リーダーシップ会議(2nd Asia-Pacific Family Peace Leadership Conference)」に、日本代表として参加し、家庭教育と家庭の価値に関する発表と現地協力活動を行いました。

本会議は、「One Family Under God in Our Time: A Platform of World Peace for a New Civilization(私たちの時代における『神の下の一家族』:新文明のための世界平和の基盤)」をテーマに、アジア太平洋地域および世界各国から200名の代表者が集い、家庭を核とした平和文明の創造を共に描く場となりました。

会議の全体像

開会セレモニーに続き、仏教・キリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教・道教の宗教指導者による祈祷が執り行われ、本会議が厳かに始まりました。会議では、家庭の再生と平和の実現に向けて、以下のテーマに基づいた全体会議が開催され、活発な議論が交わされました。

  • 宗教間の対話と連帯
  • 女性の社会的・精神的役割
  • 青年の道徳的覚醒とリーダーシップ
  • 教育を通じた人格形成
  • 家庭の価値
  • 食料安全保障と持続可能性

また、夜には「各国代表によるグローバル・レポート」「ファミリーピースフェスティバル」「ゴールデンリーフアワード授賞式」、各国を代表する女性同士、姉妹の絆を結ぶ「Sisterhood ceremony」などが開催され、「One Family under God」のビジョンを共有する機会を持ちました。

櫻井正実代表理事の発表内容

櫻井代表理事は、2つの全体会議で登壇し、日本の家庭文化に基づく平和への提言を行いました。

青年の全体会議(7月18日14:15〜)

タイトル:「The Spirit of Kō: How Filial Piety Shapes the Future(孝の精神:孝が未来を形づくる)」
日本でも親しまれてきた「家和万事成(いえわしてばんじなる)」という東洋の格言を引用し、家庭の調和が個人の成長や社会的成功の土台となることを示しました。そして、家庭内における縦・横・前後の三つの人間関係――すなわち、親子・夫婦・兄弟姉妹関係――の中心に神を迎える意義を強調し、その中でも最も根本的な「縦の関係」である親子関係の重要性に焦点を当てました。

特に、江戸時代の盲目の学者・塙保己一の人生を紹介し、母の愛と励ましを胸に歩み続けたその生涯を通して、「孝の心」がいかに人格を磨き、社会的貢献へと繋がっていくかを伝えました。

講演の結びでは、アジアの若者たちがこの「孝の精神」を出発点として、神の下の一家族(One Family under God)というビジョンの実現に貢献するリーダーへと成長していくことへの願いを述べました。

国別代表報告セッション(同日18:00〜)

タイトル:「The Role of Parents that Makes Children Shine(子どもを輝かせる父母の役割)」
ユニセフの報告書『Report Card 19』(2025年)をもとに、日本の子どもたちが身体的・学力的には優れていながらも、精神的幸福度が低い現状を指摘。その背景にある「家庭内会話の希薄さ」に焦点を当て、父母の役割の重要性を日本で広げている「Pro Family Talk Concert」の取り組みを紹介しました。

環境保全活動への参加:サンゴ礁とウミガメの未来のために

7月20日には、海亀保護センターの訪問およびサンゴ礁保全プロジェクトに参加。参加者は気候変動による海洋生態系への影響についてサンゴ礁保護センターで教育を受けた後、シュノーケリングをしながらサンゴ礁設置場所に移動し、サンゴに保護用キットを装着するボランティア活動を行いました。今後、青年を対象とした国際ユース交流プログラムへの展開も期待されています。

家庭から世界へ:私たちが持ち帰った使命

閉会式では、FPAアジア太平洋の各分野別リーダーによる宣言、次回開催国・台湾への大会旗の引継ぎが行われ、家庭を中心とした平和運動のさらなる拡大を確認することができました。

私たちはこの会議を通じて、新たな知見の獲得、ネットワークの形成、そして家庭を守り、再建するミッションの再確認をすることができました。今後も一般社団法人エフピーエーは、人格成長・父母による共育・家庭の再建を通じて、日本とアジア太平洋地域の平和に貢献してまいります。

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