結婚観

生活習慣が合わない!! 問題は夫婦のルールの違いにある

やることなすこと、生活習慣が合わない―。

結婚当初、まず直面する課題が生活習慣の違いでしょう。無神経に脱ぎ捨てられた“ダンナの靴下一枚”で、甘~い新婚生活に“火花”が散り始める訳です(!!)

しかし、各自の生活習慣はそれぞれが身に付けてきた長年の生活スタイル。一朝一夕には変わりません。

さらに、お互い自分のやり方が”スタンダード”だと思っている訳ですから、「いい・悪い」を言い始めたら “内戦”にならざるを得ないでしょう(汗)

さて、今回はこうした「生活習慣の違い」をテーマに、どうすれば夫婦円満を保ち、夫婦間の“平和”が守られるかについて、一緒に見ていきたいと思います。

今日のコンテンツ

★ 二人のルールが違う!?
★ ルール(常識)の違いを理解する
★ 夫婦共通のルールを作る
 (夫婦会議のススメ)

二人のルールが違う!?

互いに異なった環境下で生きてきたわけですから、夫婦の生活パターンは違って当然。しかし、そんな何でもない些細な違いが、最初は大きなトラブルになるのです。

下記は実際にあった事例です。

  • トイレの便座:
    妻は下げておく。夫は上げておく。
  • 電気の点灯:
    妻は小まめに消す。夫は付けっ放し。
  • 食事中のテレビ:
    夫は見ながら食べたい。
    妻は静かに食べたい。
  • 歯磨き粉:
    夫は絞り切るまで捨てない。
    妻は早々と新しいものに交換する。
  • 爪の切り方:
    夫はゴミ箱を下に置いて切る。
    妻はどこでも切り始める。

無頓着な夫と、きちんとしたい妻。時間を厳守したい夫と、時間に縛られたくない妻…等々。例を挙げたらキリがありません。

一言で言えば、夫と妻、それぞれが考える”ルール”が違うのです。

例えば、一方はサッカーをやっていて、他方はバスケをやっている―、そんな状況を考えてみてください。

こっちはサッカーだと思っているのに、相手がいきなりボールを手にとり、ドリブルを始めてしまう訳ですから、「え?なんで? 今、何が起こってんの?」となるわけです。

或いは、こっちはハンドボールで相手はラグビー。いきなりタックルをしかけくる訳ですから、そりゃあ、もうキレる・・・しかないでしょう。(汗)

ルール(常識)の違いを理解する

生活習慣が合わない~!!という時の第一のアドバイスはこちら↓

互いの考える常識(ルール)は異なる―という事実に目を向けることです。

私たちはよく「普通はこうだ」と言いますが、歩き方や話し方、仕事の進め方から人との付き合い方に至るまで、人は皆、自分と同じではありません

「正しい・正しくない」ではなく、ただ“違う”のです。

厳格な家庭で育った人と自由奔放な家庭で育った人の”常識”は違います。

毎日地下鉄ラッシュを経験してきた都会っ子と、のどかなカントリーライフを過ごしてきた子どもたちとでは、生活感覚も時間の流れ方も異なるでしょう。

自らの生活圏から一歩外へ出ただけで、私たちはもはや“普通”ではなくなるのです。

国柄が変われば、尚更のこと。

アメリカに転勤した或る知人はある時、ヌードルを食べるのにズルズルと音を立てて食べたことで(←日本式)周りから煙たがられ、とある韓国人の知人は日本で鍋料理を注文した際、みんなの鍋に自分のスプーンを突っ込んだことで(←韓国式)、周りから白い目で見られた、といいます。

自分にとっての常識が、相手にとっての非常識になり得るのです!

夫婦で生活習慣の違いに遭遇し、「え! うそ! あり得ない~!」と思った時は、相手を”変人”扱いする前に、まず思い出してみてください。

「ああ、この人は 私と”常識”が違うんだ」と…。

夫婦共通のルールを作る
(夫婦会議のススメ)

”互いのルールが違う”とは言え、一緒に生活する以上、一定の”折り合い”をつけることは必要でしょう。

生活習慣の違いを克服するための第二のアドバイス。それは「夫婦共通のルール」を作ることです。

相手の生活習慣が”間違っている”から正すのではありません。私の生活習慣が”非常識”だから是正する訳でもありません。

夫婦がより円満で快適な結婚ライフを送るために、二人にとっての”より良い結婚ルール”を設定するのです。

実際、各々のやり方に固執することで、互いにストレスを溜め込んでいるとすれば、それって賢くありませんよね?

ちなみに、一方の習慣が他方に“実害”を与えているとなれば、自分ルールの改定は必至。

酒癖が悪くて周囲が困惑している、ゲーム中毒で昼夜が逆転している、浪費癖がひどくて家計を圧迫している ― 等というケースは、明らかに相手への”迷惑行為”

「私の流儀だ」とか何とか言っていないで、少しずつ改める努力をしましょう。二人が共に生きる―、それが結婚生活だからです。

そのために、まずは定期的な「夫婦会議」(家族会議)をもつことをお勧めします。

これは特に新婚生活の早い段階に必要です。それ自体を、夫婦の生活習慣にしてしまいましょう!

結婚とは、言わば、異なったルールをもつ二つの国が統合されるようなものであって、最初に必要なのはルール設定です。

一方的な“不平等条約”(?)を結ぼうとするのではなく、二人にとって無理のないルール設定を試みましょう。

最初からうまくいかなくとも構いません。こうした習慣が二人の”幸せな結婚ライフ”を形作っていくのです。

まとめ

  • 結婚生活は未知との遭遇。多くの場合、最初に経験する両者間の食い違いが「生活習慣の違い」である。
  • 生活習慣は違って当然。不信感を深める前に「互いのもつ常識やルールが違うのだ」と理解する。(違いの捉え方)
  • 結婚生活は二人の共同生活。より豊かな結婚生活を送る上で「二人のルール」設定が大切。(共通項の発見)

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